「貴女が生きてこられたのはね、その整理を先延ばしにしたからなのよ」
「え?」
「決着をつけようとしていたら、どうなっていたかしら?」
-『四季 秋』森博嗣 講談社 2004年 P253より-
漠然と流されるのとはまた違うのだと思う。
目的地はわかっている。
でも、なかなかたどり着けなかったりすることがある。
そこには理由があるわけで。。。
何のために目的地に行くのだろう?
目的地で何かをするため?
目的地で何かを得るため?
時の流れに身を任せることとはそういうことなのだろう。
時期を待つ“忍耐力”
物事を受け入れる“包容力”
相手に安心感を与える“穏やかさ”
こういったものはその中でしか身に付けられないのだから。