「一見すると保守的に見えるけれども、
コアの部分は自分たちでスタンドアローンでやれるということが、
やはり企業の強みになるということですね」
-『週間ダイヤモンド 206/01/21 早春号』 浅田彰氏 ダイヤモンド社 P98より-
ふと手にした売込みFAX。
何気なく目を通してみる。
要約すると、システム導入が問題解決ではないという、まあ、ありきたりな内容。
一点面白いと思ったのは、駄目な流れのままのシステム導入がとても危険だというくだり。
表面は統合性が取れていても、稼動してみて気づく問題ももちろん多いわけで。
根本的な問題に気づかず流れのみを重視したシステムにすると、以前より“問題発生”の効率化が進んでしまうという笑うに笑えない事態が生じてしまう。
ミスがミスを呼び・・・云々というのは、全く生産性がない。
怖いのは、そのことに気づかない人間が主導権を握ること。
システムの問題点をいち早く察知できるのは、やはり現場の人間。
最近は彼らを交えた会議を開くことにより、より現場に近いシステムを作ろうとする流れにはなってきている。
ただ悲しいかな、彼らにはコミュニケーションスキル、特に伝える技術が不足している。
親身になって聞き出そうとすれば、彼らの体得した暗黙知を言語化してシェアすることができるが、普段のやり取りはそれで良いとしても、会議では自分たちで発言するしかない。
早めに改善したいけど。。。