「でも実現したら、それが自分をがっかりさせるんじゃないかと
心配なんだ。だから、わしは夢を見ている方が好きなのさ」
-『アルケミスト』 パウロ・コエーリョ著 地湧社 1994年 P68より-
人は夢を見る権利を持っている。
そしてその権利の使い方は個人の自由に任されている。
ある人は、夢は実現するためのものだと思うかもしれないし、
ある人は、実現しないからこそ夢だと思うかもしれない。
どちらを選ぶかは自分自身が決めること。
どちらかが正しいということではないのかもしれない。
何かを選んで責任を持っていくことが、その人の個性になるのだから。
もちろん、道に迷い悩むことは沢山ある。
前向きな言葉を発していても、不安から行動が伴わないこともある。
そんな時、その気持ちに寄り添い、話を整理して決断のサポートをする、
それもカウンセラーの大切な役割なのだろう。