「存在の理由をいくら問うても、答えはないのです。
でも、それを問い続けることは、とても大事なことですよ」
「近づくことは、できるのですね?」
「そう考えれば良いと思います。私にも、それはまだわかりません」
-『四季 冬』 森博嗣著 講談社 2004年 P175より-
先日、AAI(Animal-Assisted-intervention)の勉強会に参加してきた。
AAIに関してあまり知識が無く、話についていくのに精一杯でしたが、
直接活動に関わっている方々のお話が聞くことができ、参考になった。
確かにAAIは癒しや教育など、様々な効果があるものと思うが、
動物を扱う際の知識や責任、動物を苦手に思う人々への対応策など、
幾つかのクリアすべき問題も多くあり、考えるべきことが多い。
動物が好きというのは、AAI活動に関わるきっかけにはなりますが、
制度導入のためには様々な困難が伴うため、
好き以上の熱意や行動力がないと難しいと感じた。
各分野でそれぞれが普及に向け活動している現状も、統一性を持たせ、
システムを構築してからでなければ、普及は困難なのかもしれない。
なぜなら、各分野で責任の所在を明確にすることは難しく、
現状では治療受諾書のようなものが必要になる際に、
その枚数は数十枚にも及び現実的ではないからです。
10/23にグリーンチムニーズを迎えてのシンポジウムが開催されます。
そこでシステムに関してのノウハウ等を学び、活かすことができたなら、
日本のおけるアニマルセラピーの普及の、
大きな第一歩になるのかもしれないと改めて感じた。