「謎が謎たり得ないようなもう一つの現実を表出させるのが
彼のやり方なのだ」
-『絡新婦の理』 京極夏彦著 講談社 1996年 P244より-
不安や恐怖を感じるのは、理解できないから。
わけが解らない、先が読めないから、指針が欲しくなる。
本を読むという行為は、もしかしたら、自分で指針を探しに行くことなのかもしれないと、最近思っている。
本の中からヒントを見つけて仮説を立てる。
その仮説が合っているかを確認したり、修正したりする。
そうしながら、自説に自信を付けてそれを指針として行動する。
自分で決めたことに信念を持って行動するから、頼もしく見えるのだろう。
そのためには、不安を克服する知識も必要になる。
実際、他人に良い影響を与えるには実行することが不可欠だと思う。
実行しているからこそ、言葉もより具体的でキレが出てくるのだろうな。
言葉の表現力というのはとても重要。
思ったことを“相手に正確に”伝える技術というのは大事だけれど、
その反面、熟練を要するところがある。
熟練度をあげるためには、良質の文章に出会うことを心がけること。
モデルを見つけることが成長の近道でもあるのだから。
今は書評サイトも多くあるし、ためになるブログも数多い。
僕も尊敬しているお二人のブログは是非お勧めです。
IKE■さん 青い鳥の育て方 ~Breeding Blue Bird~
NEROさん Make a Difference
気づきが満載でとてもためになりますよ^^